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チャレンジキャンプで監督が伝えたいこと(2)

2012.11.16

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、どの会場でも、我々事務局のメンバーと監督陣はミニゲームの試合をしていました。監督陣は、やはり、コーチばかりしているとストレスが溜まるのでしょうか、「さぁ、サッカーやろうか」と練習直後で疲れているはずなのにミニゲームをするのがちょっとしたイベントになっていました。

オリンピックで日本vsスペイン戦があったのも手伝ってか、たいていは日本チームvsレアル監督チーム in 各会場。

彼らは一言でいうと「負けず嫌い」で、相手が我々であろうが、誰であろうがとても真剣にサッカーをします。我々は、とても現役といえる年齢、動きではありませんので、ミスをしても照れ笑い。点を取られても笑顔でエンジョイサッカー。

しかし、指導者たちは、真剣そのものなのです。我々同様、彼らも現役時代と比べると年を取って心も体も衰えているはずなのに、エンジョイサッカーとは正反対のプレーの連続で、満足するまではやめようとしない・・・。つまり、「勝つまでやめない」。ご存じのとおり、夕方で気温が下がっているといっても夏の夕方です。暑さと一日の練習後の疲労のなかでのミニゲーム、しかも監督陣が満足するまで続く・・・・正直、それには辟易としました。

それでも、サッカーを終えてからの食事やお酒の席では、お互いにミニゲームを振返りながらサッカー談義。そのときの話ですが、

「サッカーは戦争みたいなもんだよ。ルールもありそうで、実はない。ピッチでは勝つか負けるかなんだ。カンテラでサッカーを続けるには、時には人生がかかってる。でも、ピッチの外では、こうやってお互いに全力を出しきって戦った好敵手として認めていい仲間になる。大人になっても、みんな何も変わらないよ。変わったのは、ビールを飲みながらの延長戦があることくらいかな。それがサッカーなんだよ」

その言葉に、自分たちの培ってきた文化へのプライドと敬意を感じました。サッカーをする以上、それが遊びであろうが、練習であろうが、試合であろうが、真剣に向き合う。あくまでサッカーという「戦場」で、「人生をかけて戦い、そして思い切り楽しむ」・・・我々の「スポーツ感覚」の「エンジョイサッカー」とは違う、彼らの中に宿っている本質を垣間見た経験でした。

~ 次回に続く ~