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Jリーグを引退した選手から学ぶ(1)

2012.12.13

昨日はJリーグのトライアウトのお話をしました。また、同様なトピックですが、12月12日発売の週刊現代2012/12/22・29から「天才スポーツ選手が語る栄光と挫折」のJリーグ篇を読むと考えさせられるものがあります。

礒貝洋光 選手

磯貝選手は中学時代はU17の日本代表、帝京高校で1年からレギュラーで活躍し、東海大学に進んで92年に大学を中退してプロになった経歴の持ち主。詳細は記事を読んでいただければと思いますが、要約すると礒貝選手の場合は、日本代表にはいったときからサッカーに対するモチベーションが下がってしまい、プロに入ってからもパフォーマンスを向上させることも維持することも難しかったという内容でした。

素晴らしい才能で中学時代から日本代表選手に選ばれていた礒貝選手がモチベーションを保てなかった。とても残念なことですが、周囲や環境が異なって、違うサポートを受けられていたら礒貝選手の選手生活も違っていたのかな?と思います。

礒貝選手がプロになった92年はJリーグが開幕する前年で、プロリーグがどういったものかも想像できないときでした。そして93年からJリーグが開幕して、数年間は「Jリーグブーム」といわれるほど異常な盛り上がりを見せた時期に重なります。礒貝選手のような才能のある選手であっても、プロリーグ開幕の前後を含むある意味、未成熟で加熱しすぎたJリーグの創世期に、本当のプロ選手として成長することは簡単でなかったと感じます。Jリーグが未成熟だったこの時期は、取り巻く環境や周囲の人々も、18-20才の未成熟な「プロ選手」をどう扱って、どう育てればばよいかが手さぐり状態だったのでしょう。

日本でサッカーのプロ化が実施されて20年。ヨーロッパは110年。我々が子供たちを見守るときには、どこに向かっていくのかをしっかり調査、研究したうえで、できるだけのサポートが提供できるようにしなければならないと礒貝選手の記事を読んで強く感じました。